足腰を中心に鍛えます。これを根をつくるというのですが、太い、丈夫な根をつくればしっかりとした幹が立ち、枝が張り、葉が繁り、花も咲くというわけです。
合わせて内功(気功)を行います。中国武術に不可欠の気の感覚を養い、丹田に気をチャージしていきます。
各種の拳法を練習します。入会して一年間は武術基本功、十路弾腿、四路査拳を練習して武術の基本をつくります。それ以降、各自の好みや適性、テーマに応じて各種の拳法を学習していきます。
刀剣棍槍を中心に武器術を練習します。武器は身体の延長であるといい、武器の練習によって身体感覚は鋭敏さを増します。
また、推手をはじめとする対練により、攻防の原理を研究していきます。
以上、三段階の比率は、練功が50%以上を占め、以下、練拳、応用と続きます。
中国武術の華にあたるのが套路の表演と攻防技術なので、多くの人はその練習を中心にしています。しかし、それだけでは大成しないのです。武術会の古いことわざがあります。
「練拳不練功、到老一場空(拳を練りて功を練らざれば年老いた時には何も残っていない)」