腰の水平回転を主とする柔軟運動。根節(足腰)で生じた力を腕に伝える路線を身につける。
簡化24式太極拳の創始者李天驥老師の兄、李天池老師の考案された気功法。意拳の功法が基本となっている。
台湾武壇の総帥劉雲樵老師がまとめた基本功。八極拳と劈掛掌の動きがベースとなっている。
中国武術におけるストレッチング。柔軟性と強靭性の両面をそなえた身体をつくっていく。
中国武術の基本練習。内容としては、
屈伸性腿法を主として、左右対象に突き蹴り、架式(立ち方)を練る型。
1970年代、中国上海の庄元明老師を中心に創編された体操。古来の八段錦、易筋経、少林拳の型などにより構成されている。
当会で教授されている拳術を紹介します。便宜的に(社)日本武術太極拳連盟の分類に沿う形にします。
起源を明末清初の頃とし、300年以上の歴史を持つ拳法。質実剛健な風格であり、強力な発勁のシステムを有している。
清朝初期(17世紀後半)山東省において王郎が創始したと伝えられる。中国北派拳術の精華を集めたと言われ、緻密な手法、歩法、短打法を用いる。
清朝初期(17世紀後半)山東省において王郎が創始したと伝えられる。中国北派拳術の精華を集めたと言われ、緻密な手法、歩法、短打法を用いる。
床から眉の高さに達する竿を用いる八卦掌の武器術。本来は中空にした七節の竹に水銀を封入して用いる点穴用の暗器だという。
中国西北部の羊飼いが用いる杖を武器としたもの。基本功、套路、対練が整理されている。当会では簡化24式太極鞭杵、進退八法、その他の型を練習する。
鉄製の鎖状兵器。暗器である。
※その他に大杵子、刀剣棍槍、各種の拳術に付随して兵器がある(木蘭拳の扇子など)
1956年、李天驥老師の創編による入門用の型。楊式太極拳をベースとして、重心の移動を大きくし、運動効果を高め学びやすくする工夫がなされている。国内では最も普及している。
1976年に発表された。伝統の太極拳五流派の技を配合し総合型としてある。
古典的な楊式の套路を24式の風格で再編成してある。
1989年に発表された。48式と同じ考えで創られているが、より競技性が強まっている。
楊式太極剣を学び易いように簡略化した型。
楊式をベースとして、陳式の発勁動作などが加味されている。
湖北省武当山に発するという道士の剣術「武当剣」と太極剣を融合させたもの。
楊家三代宗帥、楊澄甫が1930年代にまとめた85式を教授している。現在普及している簡化24式太極拳の母体となっている型である。武術本来の功夫が獲得でき、推手などへの応用も可能である。内功(気功)としても優れている。
武禹襄が楊露禅に学んだ後、陳清萍の趙堡架式を学び、さらに創意工夫を加えて成立した太極拳で、精巧、緻密な動きが特徴。なお、裕福な家庭に生まれ教養人であった武禹襄は、太極拳の理論化に大きく貢献した。
99式双辺太極拳
1930年代中華民国の首都は南京であり、軍部が後押しする武術学校があった。南京中央国術館である。当時副館長であった陳泮嶺は太極拳(呉式、陳式)と形意拳の融合を図り、99式双辺太極拳を完成させた。
当時の緊迫した政治情勢の中で創られた99式は、太極拳の技撃の精華を集約し、それを形意拳の勁で強化するという意図がうかがえる。
競技、および青少年や初学者の育成を目的として、査拳、華拳、少林拳などの北派武術をベースに近年編纂された武術です。動作が伸びやかで速く、跳躍動作が多く含まれており、美しいだけでなく身体能力をバランス良く鍛えることができます。
各拳法に応じた打人法、推手など。